パリの12月には、二つの顔があります。ガーランドやショーウィンドウ、クリスマスマーケットに彩られる12月と、劇場や美術館ですでにプログラムが組まれている12月です。グラン・パレのセザンヌ展と「オリの想像の美術館」、カジノ・ド・パリのSoweto Gospel Choir、ジャックマール=アンドレ美術館のティントレット展。本ガイドでは両者を分け、日程が確定しているものは今のうちに予約し、残りは公式発表に合わせて予定を組めるようにしました。

イルミネーションとショーウィンドウ:年末の光

シャンゼリゼのイルミネーションは例年11月中旬に点灯し、オスマン大通りの百貨店も同じ時期にクリスマスのウィンドウを披露します。2026年の点灯日とテーマは、まだ発表を待つ段階です。シャンゼリゼとヴァンドーム広場のイルミネーションの記事は、公式発表があり次第更新します。

プランタンとギャラリー・ラファイエットは、Hôtel R de Paris から徒歩10〜15分です。人出が増える前の平日の朝に、ウィンドウを見に出かけるのがおすすめです。12月の週末と水曜の午後は、百貨店でのお買い物もウィンドウ見物も、たいてい混み合います。

クリスマスマーケット:発表待ちの情報と、すでに日程が決まっている催し

年末に向けて、複数のクリスマスマーケットが予告されています。テュイルリー公園、ラ・デファンス、ノートルダム近くのカルチェ・ラタン、そしてフェリー・ドートゥイユ(Féeries d'Auteuil)が開かれるオートゥイユなどで、早いものは11月から始まりますが、正確な日程は確認待ちです。開催日は、サン=ジェルマン=デ=プレ、モンマルトルのアベス広場、パリ東駅のマーケットも含めて、各主催者にご確認ください。12月の一般向け見本市・展示会のカレンダーもあわせてご覧ください。

公式に日程が決まっている催しが一つあります。クリスマス特集のクリエイターズマーケットKlin d'œilは、フランス人クリエイター95組が集う第5回。12月12日(土)は11時から20時、12月13日(日)は11時から19時です。入場無料。会場はカロー・デュ・タンプルのホール、2 rue Perrée(3区)、最寄りは地下鉄 Temple または République です。カロー・デュ・タンプルでは12月3日から6日まで、国際稀覯本・グラフィックアート展も開かれ、愛書家にはもう一つの楽しみになります。

グラン・パレ:セザンヌ、オリ、そしてスケートリンク

セザンヌと私たちは、2027年1月17日までグラン・パレで開催中です。開館は火曜から日曜の10時から19時30分、金曜は22時までのナイトオープン。通常料金19€、割引料金16€、時間指定なしのリベルテ券24€、18歳未満は無料です。入口は square Jean Perrin、17 avenue du Général Eisenhower(8区)。12月24日、25日、31日は、休館や開館時間の変更がある可能性があります。ご来館前に grandpalais.fr でご確認ください。

12月2日(水)から2027年2月21日まで、グラン・パレでは「オリの想像の美術館」が開かれます。Bigflo & Oli のオリが構想し、ジェローム・サンスがキュレーターを務めます。開館時間は同じで、火曜から日曜の10時から19時30分、金曜は22時までです。チケット販売は10月21日(水)に始まります。今回ご紹介する中で、12月に新しく始まる展覧会はこれだけです。スケートリンクも戻ってきます。グラン・パレ・デ・グラスは2026年12月13日から2027年1月6日まで開かれ、12月24日と31日は18時に閉場します。チケット販売は10月中旬と発表されています。

短い午後にぴったりの四つの美術館

リュクサンブール美術館では、アンディ・ウォーホル 線とイメージが2027年1月10日まで開かれています。開館時間と料金は美術館の公式サイトでご確認ください。

ジャックマール=アンドレ美術館では、永遠のティントレットが2027年1月24日まで、158 boulevard Haussmann(8区)で開催されています。ウィンドウ巡りと組み合わせたい展覧会で、同じ大通り、同じ午後に回れます。セザンヌ展とともに、秋の展覧会セレクションでもご紹介しました。

ルーヴル美術館では、12月に二つの展覧会が幕を閉じます。ルネサンスの傑作は12月13日まで、カデル・アティアとエリザベス・ペイトンが参加するルーヴルの客人たちは12月14日まで。ムガル、サファヴィー、オスマンの美術を扱うCrosscurrentsは2027年1月24日まで、ミシェル・ラコスト寄贈コレクション展は2027年1月11日まで続きます。この秋のそのほかの展覧会は、ルーヴル美術館の秋の展覧会セレクションでご紹介しています。

オルセー美術館では、Mary Cassatt, l'indépendante(メアリー・カサット展)が2026年10月6日から2027年1月31日まで開かれています。開館時間と料金は美術館の公式サイトでご確認ください。

夜の楽しみ:クリシー通りのゴスペル、大通りのシャンソン、ガルニエ宮の小さなバレリーナたち

カジノ・ド・パリ(16 rue de Clichy)は、Hôtel R de Paris と同じクリシー通りにあり、12月はゴスペル、シャンソン、子ども向けの舞台を上演します。Soweto Gospel Choirが12月18日から20日まで、Lynda Lemay と Jean-Félix Lalanneが21日に共演します。ご家族向けには、子ども向け公演『Mary Candies』が12月20日(日)15時から、『Simon Superlapin』が12月26日から1月3日まで上演されます。特記のない限り、コンサートは20時開演です。料金は劇場のサイトでご確認ください。

グラン・ブルヴァール沿いのオランピア劇場(28 boulevard des Capucines、9区)には、12月4日と5日にMarguerite、8日と9日にPierre de Maere、17日にLioが登場します。Zélie(12月1日)はすでに完売です。ほかの公演日は、早めのご予約をおすすめします。

パリ・オペラ座では、バレエ学校の生徒によるデモンストレーションが、ガルニエ宮で開かれます。12月5日(土)10時30分、12月19日(土)10時30分と14時30分、12月20日(日)10時30分と14時30分。ご予約は operadeparis.fr で。

12月31日と祝日

2014年から、新年へのカウントダウンはシャンゼリゼで祝われています。前回は、夜に大通りが一般に開放され、凱旋門でのプロジェクションマッピングのあと、午前0時に花火が打ち上げられました。今年も同じ催しが開かれるなら、早めの到着が必要です。その時期には、花火の手引きをもう一度ご覧ください。

2026年12月31日のプログラムはパリ市に、12月24日、25日、31日と1月1日の営業時間は各施設にご確認ください。どれも、年末が近づいてから確かめるのが確実です。昨年の目安として、テュイルリーのクリスマスマーケットとグラン・パレのスケートリンクは、12月24日と31日の夜は早めに閉まりました。12月25日と1月1日については、この二つの祝日の過ごし方もご覧ください。

年末のペースを保つためのヒント

  • 予約できる枠、まもなく開く枠を押さえる。「セザンヌと私たち」の入場枠、そして10月21日のチケット販売開始と同時に「オリの想像の美術館」のチケットを。
  • ナイトオープンを狙う。金曜のグラン・パレは22時まで開館しています。夕方に訪れれば、午前中をウィンドウ巡りに使えます。
  • 中心にある拠点。ホテルからは、13号線で乗り換えなしに Place de Clichy から Champs-Élysées-Clemenceau(グラン・パレ)へ行けます。サン=ラザール駅は徒歩7分。ホテル周辺にも、予定のない夜のためのお店があります。

少なくとも一晩は予定を空けて、グラン・ブルヴァールを散策したり、9区のビストロで夕食を楽しんだりしてください。