10月は夏の余韻に幕を下ろし、パリを本来の姿へと戻す月です。テラス席には薄手のコートが並び始め、傾いた光が9区の建物のファサードを黄金色に染め、文化的な催しも再び活気づきます。ロンシャンの競馬、モンマルトルのブドウ畑、グラン・パレで開かれる現代アートの見本市、そしてイル・ド・フランスの遊園地を彩るハロウィンまで、この月はひとつとして同じ顔を見せないパリ滞在を存分に演出してくれます。
月初めから月末のスリルまで、道に迷わないための私たちのセレクションをご紹介します。
月の始まりはファッションと科学の間で
パリは、2027年春夏プレタポルテ・ウィメンズのセッションが2026年9月28日から10月6日まで続くパリ・ファッションウィークの余韻を残したまま10月を迎えます。ショー自体はプロフェッショナルと招待客限定ですが、その熱気はカフェや街角でも感じられます。当時の空気感やホテル需要の高まりを知りたい方には、ファッションウィークを特集した記事をご覧ください。
打って変わって、10月2日から12日まで開催される「フェット・ド・ラ・シアンス(科学の祭典)」は「学者たちの味わい」をテーマに35回目を迎えます。無料のワークショップ、対談、実演が、シテ・デ・シアンス・エ・ド・リンデュストリーをはじめパリとイル・ド・フランス各地の会場で行われ、気軽に楽しめる好奇心旺盛な家族向けの外出先としておすすめです。
凱旋門賞、競馬の一大イベント
月の最初の大きな週末となる2026年10月3日と4日、パリ・ロンシャンの競馬開催は、日曜10月4日、16時05分にスタートするカタール凱旋門賞で最高潮を迎えます。この大レースはブローニュの森(16区)にあるパリ・ロンシャン競馬場で行われます。開場時間は土曜日が12時から20時30分、日曜日が11時から21時30分です。
料金は、ヴィラージュ・ド・ラルク(Village de l'Arc)が10ユーロから、一般入場が20ユーロ、そしてプルーズ・オール(Pelouse Or)が60ユーロ、ソメ・ド・ラルク(Sommet de l'Arc)が80ユーロで、ホスピタリティ・パッケージは別料金です。チケットはFrance Galop公式チケットサイトで購入できます。
祭りに沸くモンマルトル:18区のブドウ収穫祭
10月7日から11日まで、モンマルトルのブドウ収穫祭(Fête des Vendanges de Montmartre)が「18区がリズムを刻む」をテーマに93回目を迎えます。モンマルトルの丘にあるクロ・モンマルトルの小さなブドウ畑を中心に、18区の街路(テルトル広場、アル・サン=ピエール周辺など)で、パレードやコンサート、試飲、大衆的な舞踏会が5日間にわたって繰り広げられます。入場は自由で無料、そして何よりホテルから最も近いイベントです。ド・クリシー通りから徒歩10〜15分、または地下鉄一駅の距離です。パリ北部を離れずに本格的な祭りの雰囲気を味わいたい方は、ぜひ滞在の予定に加えてください。






